NPO 特定非営利活動法人 Logica Academy

開業届

プログラミング教室を開講する場合、最寄りの税務書で「開業届」を提出する必要があります。開業届を提出することで、屋号を持つことができたり、会社名で口座の開設ができたり、所得税の減税を受けられます。

場所

プログラミング教室を開くためには場所の確保が必要です。駅に近い、通りに面しているという場所は便利ですが、その分家賃も高くなります。最初からいきなり立地の良い賃貸を月契約するよりも、自宅・時間貸しのレンタルスペース・地域の公民館などでスタートする方が無難でしょう。

開講当初は家賃を抑えながら、生徒さんが増えてきて事業が波に乗ってきたら、アクセスのいい場所に移転するなどを検討すると良いでしょう。また、生徒の人数やレッスンの方法などによって必要になる施設の広さは異なってきます。大人向けなのか子供向けなのか、レッスン内容によって適切な広さの施設を借りましょう。

パソコン

プログラミング教室を開講する場合、パソコンは必要不可欠です。ただし、持っている生徒さんには自宅からパソコンを持ってきてもらって、希望される生徒さんにだけレンタルするようにする方法もあります。生徒の受け入れ人数を考えたうえで、最低限必要なパソコンを用意しましょう。パソコンに関しては購入するよりもリースにするなら、初期費用を抑えながら教室をスタートすることも可能です。

以上が最低限必要な物になります。では、プログラミング教室の先生になるにはなにか特別な資格が必要なのでしょうか？

ビジュアルプログラミング言語についての理解

子ども向けプログラミング教室では、ブロックを組み合わせながらゲームを作るビジュアルプログラミング言語を教えるのが一般的です。一般的にイメージされる英語でコードを書いていくようなプログラミングではなく、視覚的にブロックを組み合わせていくだけなので子どもや初心者には非常にとっつきやすい言語と言えます。これまでまったくプログラミングに触れたことのない方や主婦の方でも比較的簡単に理解できる教材もありますので、良い教材を選ぶことがポイントと言えます。

子どもと仲良く接する能力

子ども向け教室の場合、パソコンやプログラミングについての知識やスキルよりも重要なのが、子どもたちと仲良くなり、しっかりと褒めながらそれぞれの子どもの個性を伸ばしてあげられる能力です。これは一朝一夕で身につくものではありませんが、子どもの視点になって考え、できていない点よりもできている点を見るように努めることで少しずつ身に付けていくことができるでしょう。

自宅や自己所有スペースの場合

0～数十万円（パソコン代・光熱費）

レンタルスペースや公民館の場合

数千～数十万円（賃料・パソコン代）

賃貸・テナントを借りる場合

数十万円～数百万円（賃料・パソコン代・家具・光熱費等）

プログラミング教室を開講する場合、まずは初期投資費用＋半年分の維持費＋半年分の生活費程度は必要になります。教室の開講を考えている人は、まずは具体的な金額を算出してどれくらい必要になるのかを明確にしておくと良いでしょう。資金が足りないという場合でも、クラウドファンディングで資金を調達したり銀行融資を受けられる場合があります。ただし、資金調達は自分でやろうとすると失敗することも多いので、まずは無料で相談に乗ってくれる専門家に相談するのがオススメです。